エシカルだったのか①

こんにちは

昨今、爆発的に使われるようになった
ワード
『エシカル』

私は、自分から名乗り出るほどの努力をしているかどうかという点と、

あまりにも流行っているワード過ぎて、
乗っかているような感じがモヤっとして
少しこのワードから背中を向けていた自分が
いました。

しかしながら、結論から言うと、、
多分、私はエシカルな生き方に
努力している方なんだと思う。



よく目にするエシカルについて
再度確認したく、あるサイトを読み、
自分が結構、そちら側だなと
確信した内容だったので、
今回、どうせならブログに残しておこうと
思いました。


エシカルについての前に
話したい事があります。


私はプロフィールにも書きましたが、
20代の頃、体調を崩し某アパレル会社を
退職しています。

私の病気は
重度のアトピー性皮膚炎です。

アトピーは病気なのか
という定義を抱く人もきっと
世の中にいるだろう

アトピーは軽症程度の人もいれば、
人それぞれに
重症度が違います。

私も学生時代は軽症な方だったと思います。

ものごころがついた時からアトピーでした。

きっと同じように苦労されている方は
解って下さる思うのですが、
良くなる方法というよりは、
アトピー入門編では
塗り薬が必須です。

だましだましで、生活をする。

ましてや、親がアトピーに無知だと
塗り薬に頼る他、
原因などそれ以上のことを
考えることはなかなかありません。

薬を塗ると良くなるからです。



私はそのまま社会人になり、
初めてのアパレル会社で働き、
仕事が中心の生活を送るようになりました。

もちろん、自分の意思で、
早く出世し、店長になり、バイヤーになる。
その目標一直線に。

私はバイヤーに昇格でき、
商品の仕入れ以外にも、役割として
店舗レイアウト(陳列)もやっていたため、
店舗ラウンドが沢山ありました。
新店舗の出店ラッシュの度に、
レイアウトをしに行き、
既存店舗にも行き、、、

もちろんその間に、バイヤーとしての仕事
商品仕入れもやっています。

出張、商談、店舗、、

忙しい日々の中、どんどん
アトピーが酷くなり
炎症範囲もどんどん全身に広がり、
とうとう塗り薬が
効かなくなってきました。

寝る前、顔に薬を塗り、
朝、ごまかしてメイクをする。
夕方くらいにはもう、
顔の炎症から
膿が流れてくるようになりました。

背中も腰も、胸も手足も
全部痒くて集中なんて出来ません。

自分の状態がこんなに酷くなることは
生まれて初めてで
このまま生き続けることが
怖くなりました。


正直、
塗り薬なんて足りません。

私はこの時初めて、
ネットでアトピーについて
沢山学び、色んな情報を読みあさり、
時には
アトピービジネスにまんまと
お金を払ったりもしてしまいました。


アトピーについての
ネットサーフィンの毎日。

服を着る事さえ出来なくなり、
仕事も辞めるつもりで長期間休みました。

その頃に得た沢山の人の情報から
共通している内容だけをすくい
直ぐに取り入れるようにしました。


その内容は


○身のまわりのものを変えること


洗濯洗剤、キッチン洗剤、
洗顔、化粧水、化粧品、
シャンプー、全身用石鹸、
あらゆる全ての自分を洗うもの、
肌につけるもの
無添加やオーガニック、
自然由来のものに変えました。

着るものは
アクリルやポリエステルといった
化学繊維は選ばない。
コットンはオーガニックであれば尚良く、
リネン、シルク、レーヨン、キャプラ、
ウール、カシミヤ、ヤクなど、、、

アパレルのお仕事をやっていて、
バイヤーだったにも関わらず
ぼんやり化学繊維は良くない、、
という事くらいしか意識していなかった
自分に落ち込みました。

なぜ、自分の体に合っていないものを
私は作り続けたのだろう
コストだけの為に。。。

話は戻り、

食べるものにおいてもです。
無添加の調味料、
油は沢山あるけど、
金銭的にも効能的にも
オリーブオイルにしました。


出来るだけ、
中からきれいに整えていかないと
いけないので、自炊。

お菓子も厳選。
ポテトチップスなどスナック菓子は辞め、
自分で作る、調理器具で
ポテトチップスを作りました。

かりんとうや芋けんぴをよく食べました。
基本的に白砂糖が良くないので、
きび砂糖など、お砂糖でも茶色いもの。



私は学んでいくうちに、
何で学校では教えてくれないんだろう
という疑問も同時に湧いてきました。

健康に良くないものが
経済をまわしているのも現実。

何で不健康になるものが
この世の中に普通に溢れているのだろうと。

化学調味料、添加物、
石油系洗剤、界面活性剤、、

不思議すぎです。


この地球(ほし)の不思議です。

さておき、、
そんなこんなで、
身のまわりのものに気をつけるようになり、

いったん、体をリセットするために
塗り薬断ちをしました!
全身から炎症があっという間に広がり
膿が噴き出し、
ゾンビ状態になりました。

塗り薬断ちはとても危険です。
あと、自分の精神状態も危険になります。
安易にやることはおすすめ出来ません。

痒くて気が狂い、
朝か夜かも分からない毎日。
もちろん、
服は着れる状態ではなかったので
毎日裸族でした。
タオルを沢山用意し、
ベッドに何重にしき、
それでも膿が染み込みます。

生きることに疑問を持つようになります。
自分との戦いの日々です。


だけど、何とか何とか、
何とか、何とか、何とか、、、、



半年経ったくらい、
ようやく服を纏うことが
出来るようになりました。

その時、久しぶりに
外へ出ました。
半年ぶりに



痛々しく、ボロボロになった顔、
頬に冷たい風があたり、
とても気持ち良かったことを覚えています。

外の空気を全身で感じることが出来た。


膿が少しずつひきはじめ、
少しずつ、服を着て外出することができ、
かなりの時間はかかったのですが、
何とか生活ができるようになりました。
一日中服を着ていられるように
なったことを考えると
実質、9カ月の闘病でした。



こんな経験、
少数派だと思います。


その時に
体の声を聞きながら、
もの選びをすることを覚えました。


これが今、運営している
ドロルティックに繋がっているのかな
と思います。


私はたまたま
この生き方を選ばずには
いれなかった

憎いアトピーによって得た知識。

それが良かったのかどうかは
未だに何とも言えない心情です。



エシカルという言葉が今、
注目されているので
自分はどうかを考えると、
きっとエシカルに近い生き方なんです。
改めて気づくことが出来ました。


そのことが

環境に良く、
世の中の幸せや
貢献に繋がっているのであれば
非常に嬉しいこと。



ここまでお読みいただき、
ありがとうございます!!
気持ち悪く感じる表現もあったかと思います。
しかしながら、本当のお話です。
読んで下さり感謝します。
ありがとうございます。

この出来事が
私のベースとしてあり、
運営しているオンラインストア
ドロルティックと
繋がる背景があると思っています。



エシカルだったのか②
に続く…

drôletyque

ドロルティックと呼ぶ 小さなお洋服屋さんが届ける「星のページ」