人は着るもので変わる
こんにちは
私の大切な気づきを与えてくれた言葉について、お話しさせてください。
「人は着るもので変わる
本当に良い服は人に
品格と誇りを与えてくれる。
それは夢と希望」
この言葉は、私の大好きな朝ドラ
「カーネーション」で主人公の糸子役、
尾野 真千子さんに洋裁を教えた
根岸先生役、財前直見さんが言った言葉です。
洋服が持つ力をその場で教えてくれる素敵なシーンです。
(ぜひ、ご興味のある方は見てほしいです。
勝手に、、大好きな私のドラマランキング1位の作品です!)
この言葉を聞いた時、
まったくその通りだと思い改めさせられました。
何となくぼんやりと、
上手く表現出来なかった
今のファッションへの気持ちを代弁してくれている。
そんな風に感じ取りました。
私自身がちょうどその頃、
某アパレル会社を辞め、
これからの生き方や、自分の生活、
自分の好きなことなどなど、、
どうして行きたいかを考えていて、
好きなファッションのことにも疲れ、
少し距離を置いた方がいいのではないか
など考えていた頃です。
時間があると、美術館でやっている展覧会など、
行きたいと自然に思うようになり、
友人と一緒に行ったり、1人で黙々とゆっくりと行ったりとしました。
忙しかった時には、疲れ果て、
貴重な休みの日に出掛けることも苦痛に感じるようになっていたので、
自然と良いものを見に出掛けようと思うことが、とても心の回復に繋がっていると感じました。
本物の芸術に触れていく
目も心も喜ぶことに繋がります。
そしてファッションにも。
良いデザイナーは
良い素材、生地を選びます。
素材の本質を見るからです。
コストパフォーマンスをする事が仕事になっているファッションには
コストをカットするので、
本質的な部分が欠落します。
本当に良い服には
良いデザイナーの拘りや想いも入ります。
想いにはきっと、
着る人へ向けた気持ちもあると思います。
コストパフォーマンスをするファッションには
コストをカットするため、
デザインで手のかかる部分や、
生地や使用によりコストが上がっている部分などを擦り合わせ、削って行き、
目標とする金額に合わせていきます。
それがビジネスです。
私も以前、この仕事をしていましたので、
よく理解できる部分なのですが、
私の本意には向いていませんでした。
ビジネスとして、そういう駆け引き、
引き算などが楽しいと感じる人には問題ありません。
私は想いを大切にしたいと思うから。
良い服を着ることにより、
品格と誇りが生まれます。
例えば、
フォーマルな装いをした日、
何となくいつもより、気持ちが引き締まりませんか?
少し奮発した靴を履いた時、
いつもより、心がピシッとなりませんか?
そんなイメージで、
本当に良い服には、品格があります。
気持ちがいつもより引き締まる、
ということは
あなた自身が洋服により、
自然とそう感じているからです。
それと、
朝ドラ、カーネーションの話に戻りますが、終盤には、
洋服が人間関係や環境も引き寄せている
という内容の物語もあります。
不良になり、毎日やさぐれている孫に対して、
お婆ちゃんになった糸子が教える内容です。
ケンカをして殴られたり、
家に石を投げられる日もあり、、
孫に教えます。
昼夜逆転、夜になったら出歩き
ダボダボのトレーナー、
パンチのある色使いの髪の色や服。
そんな生活を送る孫に対して。
洋服から呼び寄せる人も変わってくると。
そうだなぁ、と思っています。
もちろん、優等生な服装していても
悪い人もいるような世の中ですが…
ここでは極端な話で伝えていることです。
だらしない服装の人と、
品格ある人とはあまり結びつきがないように思います。
私は、洋服、ファッションには力があると思っています。
本質の良い服を着ると、
品格が与えられ、
品格が備わると、
まわりの人達が自分を見る雰囲気が変わる、
自信が生まれます。
誇りとなり、
この先の夢や希望に繋がります。
私的なざっくりした解釈です。
「人は着るもので変わる
本当に良い服は人に
品格と誇りを与えてくれる。
それは夢と希望」
私にとって、この言葉には
素敵な大切なことが沢山詰まっていて、
エネルギーをもらえるメッセージです。
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